健康管理には早めの対処がカギ

人の生死と関わる看護師の仕事は、他の職種よりも心身への負担が大きいと言われています。常に緊張感を持ちながら仕事に取り組むことが求められるため、知らず知らずのうちに心身に疲労を溜め込み、ある日突然体調を崩してしまうことも起こり得ます。また、インフルエンザなどの感染症にかかってしまうと大変です。感染症のおそれのある患者さんと接する機会が多い病院では、徹底した感染防御対策が必要です。うがいや手洗いなど病院内のマニュアルに従って、感染しないよう気を付けなければなりません。看護師の健康管理には、日頃から免疫力を高めておくことも大切です。
看護師にとって、心身にかかるストレスを早めに取り除くようにするのが、日常生活における健康管理のコツと言えそうです。ストレスの解消に有効な方法は三つあります。一つ目は休むこと。休息や睡眠をしっかり取り、仕事中も適度に休憩を取って、疲れを溜めないようにします。二つ目は、ストレッチやアロマテラピーなど、リラクゼーションを日々の生活に取り入れることです。家族や親しい友達とのおしゃべりも、仕事の緊張感をほぐすのに役立ちます。三つ目は、趣味など好きなことに打ち込む時間を持ち、気晴らしをすることです。
ストレス対策には、オンとオフの切り替えが大切です。休む時にはきちんと休み、体調が悪い時には無理をしない。ストレスに対して早めに対処できれば、看護師の健康と高い仕事の質を維持することに繋がるでしょう。